イーサリアムは三分の一が大口投資家の保有が判明

仮想通貨は発行の成り立ちから言って特別な大量保有層というものが常に存在することは市場でも知られていますが、かなりの部分を大口投資家が保有している状況というのはやはり必ずしも投資のしやすいものではなく警戒が必要になります。

ブロックチェーンを分析する主要企業である「Chainanalysis」がこの度発表したレポートでは、イーサリアムにおける大口投資家の実態が克明に記されており、注目を浴びています。

3割が376人の大口投資家で保有という驚きの状況

このレポートによりますとイーサリアムの全供給量の33%近くがたった376人の大口投資家によって保有されているというのです。

ビットコインでも大口投資家は20%に及んでいることが分かっていますが、33%というのはそれをはるかに超えるウエイトであることがわかります。

この大口投資家は一般的にクジラなどとも呼ばれていますが、彼らが保有するイーサリアムは滅多に動くことはなく流動性に影響を与えることはないとされています。

しかし残りの66%強だけで日常的な売買がされているとすれば、それほど動かないのも納得のいく状況でクジラの存在がプラスに働くとは思えないものがあります。

またこうした大口投資家同士が共謀し合って故意に買いや売りを加速させると相場には通常にはないボラティリティが発生し、何が原因かわからないままいきなり相場が上昇し、また逆に突然反転下落をはじめるといった不可解な動きを示現することもあります。

ですから寡占状態にある仮想通貨に関しては、いろいろと注意が必要になることもまた事実で取引はかなり微妙です。

できる限り大量保有者がいないのが望ましい通貨の姿

仮想通貨には大量保有者がつきものですが、できることならばこうした特別な存在のウエイトが低く、相場に影響を及ばさないところに収まっていてくれることが望ましいといえます。

とくに大量保有者同士が妙に共謀して仕掛け売買を行ってしまいますと、非常に相場が混乱することになりますし、それによって大きな損失を被った一般のトレーダーは二度とのその通貨に戻ってこなくなるだけにクジラの存在は想像以上に問題となってしまうのです。

仮想通貨取引を行う場合には時価総額が大きいほうが取引はしやすくなるものですが、大口保有者もできるだけ限定されていることがさらに取引のしやすさにつながるものと思われ、既存の仮想通貨はこの部分をほとんど改善できないのは取引のしにくい材料となっています。

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